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【1】10/31(土):夕方 1号棟201号室

(半ば奪うように「オレが運んでやる!」と担ぎ上げた彼の荷物を共用スペースの棚の上に置き、)よし、これで全部だな。(と振り向いたのは、これから二人の部屋となる201号室のワンルームにて。──部屋割りが決まってすぐ、彼に近づき「おめーがこの天才と同室になる権利を得たラッキー君か?」と話しかけたのがファーストコンタクト。第一印象は小さくて静かな奴。というより、彼に発言の間を与えなかったという方が正しいのだが。「いいか、オレはいずれ世界に橋をかける男、天才バスケットマン桜木! このオレ率いる湘北に入れるチャンスをムダにするんじゃねーぞ」と宣えば、横から「それを言うなら股にかけるだろーが! 橋かけてどーすんだこの赤毛ザル! バカが早速恥をさらしてやがる!!」と大笑いする清田、「どあほう」とシンプルな感想とふうやれやれと言わんばかりのジェスチャーで煽る流川の茶々が入り、案の定大騒ぎ。その後、赤木と牧が暴れる1年の頭上に拳骨を入れに来たことで完全に彼の名前は吹っ飛んだ。何だったか、中古みたいな名前だった気がする。いや、チガウ。ちょっと惜しい気が、そう、たしか。)……で、チューセー君。この天才にしてほしいことはないかね?(中世ナントカ。微かな記憶を頼りにミーティングルームに貼り出された部屋割り一覧の文字をぼんやりと思い浮かべながら、問いかけたのは意外にも殊勝な言葉だった。彼の第二印象はまだ決めかねている。腕組みしつつ細めた目、にへらと笑う様は下心に満ちているが、さて。)
* 9/4(Mon) 23:50 * No.39

(遠目から見たことはあったけれど、本当に真っ赤なんだな――。当人に対し直接告げることこそないけれど、まじまじと向けた視線から察することもあるだろうか。ミーティングにおいて決定した部屋割りに従って、同室者となる相手の名前を認識した時にはその人がどの高校の誰なのか、確りと理解をしてはいたものの。実際に目の当たりにすることで深まるのは、バスケットコートの中で誰より目立つといっても過言ではない色を有する彼に対しての興味かもしれない。堂々たる名乗りに加え、こちらが何かを紡ぐよりも前に繰り広げられた高校生同士の掛け合いには瞳を瞬くばかり。最終的に最上級生達により場が鎮められたことにより、ようやく口を開くことが叶っただろうか。「――よろしくお願いします」、そんな端的な一言を。)……してほしいこと?(荷物の搬送はありがたく彼に頼ることとしていたから、部屋までの移動は後ろに付き従う形となっていたか。部屋へと足を踏み入れて、室内をぐるりと見回していたところに届いた言葉を繰り返すように。おのれの名を違えて覚えている様子であることについては、暫くは泳がせるつもり。)今のところは、特には……桜木さんこそ、してほしくないことってありますか?寝る時に部屋の電気は真っ暗じゃない方がいいとか。(これから合宿中を同じ部屋で過ごすこととなる中で、ルールとなる部分は早々に決めておいた方が良いだろう。少しでもストレスを感じることなく、バスケットボールに向き合う合宿期間を過ごすためにも。)
* 9/5(Tue) 19:04 * No.41

おう。オレはセンパイだからな!(合宿前に何度も聞いた台詞だからだろう、脳内のメガネ君が「いいか桜木。後輩には優しくするんだぞ?」とリフレインする。ゆえに単純な思考回路は目についた荷物運びから始め、アパートにつけば扉を開けてやり、手持ち無沙汰になったところで次の親切を探していた。──のだが、)なんだ。何もねーのか?(期待外れの返事にあからさまに眉を寄せた。しかし、単なる遠慮で終わらない彼の言葉を耳にすれば、腕組みはそのままに今度は此方が思案する番。)してほしくねーこと……(それは意外と難しい質問だった。そもそも誰かと共に暮らすということが久しい身なのだ。狭いアパートに一人暮らし。時折悪友たちが泊りに来るものの、長く寝食を共にすることはない。インターハイの時にバスケ部で宿に泊まったのだってあくまでお客様として過ごしただけだし、などと考え始めれば眉間の皺が深まるばかり。)ぬ……部屋は真っ暗でも豆電球がついててもかまわねー。オレはどこでも眠れる。天才だから。(唸りつつも問いには答えたが、今まで部屋の電気のことなんて気にしたこともなかったな、と内心思う。もしかすると眼前の彼は繊細な性質なのかもしれない。小さいし。)チューセー君が気になるなら電気はつけっぱでも何でもいいぜ。あと、してほしくねーことってのはあんまり思いつかねー。天才を困らせるようなことはそうねーからな!(そうなると気になることが見つからない自分が大雑把みたいではないか、という考えに至り、尊大な台詞とともにはっはっはっ、と無駄に大きく笑ってごまかしたつもり。)で、チューセー君は他に気になることはねーのか? 大抵のことには動じないオレ様だが、まあ一応な! 今のうちにどんどん聞きたまえ!
* 9/6(Wed) 00:13 * No.44

何もないというか、思い付かないというか……あんまり考えたことなくて。(寧ろ平素は何かをする側に立つことが多いものだから、何をしてほしいかと尋ねられる機会を与えられる方が珍しい。そもそも他人との共同生活という環境こそがイレギュラーといえるから、より不慣れな状況に彼の様子を窺っている節もあり。遠目に見たこともある、どういったプレイヤーであるのかは試合の様子を見ていれば何となしに把握も出来るけれど――こうした1on1の対峙となればまた別だろうから。)……ふは。天才だと、何処でも眠れるんですか。なら俺も天才かもしれないです、眠りに関してだけは。(思わず笑い声を零してから、室内へと向けていた視線を彼へと戻し。)真っ暗がいいです、寝る時は。あとは……うーん、追々ですかね。思い付いたら言います、してほしいこと。(正直に思い付かないことに変わりはないから、共同生活における擦り合わせは日々を過ごしていく内に重ねていけば良いだろう。朗らかに笑う彼を前にして思うのは、大抵のことは気に留めることなく過ごしてくれそうな気がすると、彼に対する勝手な印象だ。)それなら……湘北ってどんなチームですか?他の方々にも聞いて回ろうとは思ってるんですけど、丁度良いので。(最終的にはおのれ達にとり、進路を決める為の場となることも承知しているものだから。1年生たる彼は来年も変わらず湘北のユニフォームに袖を通しているだろうから、同じコートに立つこともあるかもしれないし。)
* 9/6(Wed) 19:54 * No.48

お、おうよ!(何がウケたのかわからないが、先ほどまで大人しいばかりだった少年の笑い声にホッとしたのはこれでも気を遣っていた証。ついでに想像したような神経質で扱いに困る小動物ではなかったようで、消灯派と聞いただけで「ほう、チューセー君も眠りの天才とは。オレたち気が合うかもしれねーな!」と大仰に喜び、)ウン。寝るときは真っ暗に限る!(調子のいい返事で就寝時の約束事が一つ決まった。そうして他のリクエストがないと知るも、無いならないでまあいいか、と力を抜いて、「おう、オイオイな」と今度は適当な相槌を。彼に対するある種の力みが消えてきた。)ぬ……どんなチーム…?(して、調子に乗って開いた質問コーナーでは予想外の問いかけが。「そりゃあ!」)ショーホクは……(勢い込んで言いかけて、しかし後が続かなかった。ぱっと思い浮かべた、自分の知っている湘北というチームが当然のように夏の姿のままだったから。あれから2ヶ月の空白を経て、仮復帰して暫く、そして今。はくはく、と音もなく空気を食んだ唇はやがて、フン、と強く弧を描き、)このリバウンド王天才桜木が率いる最強のチームだ! 新キャプテンのリョーちんは速くてパスがうめーし、すぐバテるけどミッチーのスリーポイントもスゲー入るしな。チューセー君も神奈川の人間ならオレたちの活躍は知ってるだろう!(不自然な間が存在した事実を消し飛ばすよう、自分と先輩たちのアピールを。おそらく彼が望んだのはチームのプレースタイルや監督の方針といった情報なのだろうが、あいにくそれに関しては不在期間の有無に関係なく、言語化してやれるだけの能力が初めから欠如していたので。)ま、キツネは大したことねーけどな!
* 9/7(Thu) 00:00 * No.50

(気が合うかもしれない、その言葉には「そうだといいんですけど」と笑みを深めて見せようか。同室となった相手との関係性は、良好であればあるほど良いに決まっているのだから。)はい、知ってます。見てましたから、ビデオで何度も。リバウンド王ってだけあって、高さがあるなって思ってて。宮城さんの速さは俺も見習いたいとは思うんですけど、あそこまでのキレはなかなか……。三井さんのシュートもお手本みたいですよね、聞いたら教えてもらえるかな。(進路の選択肢として知りたいと求めた情報とは些かずれが生じてはいながらも、彼が紡ぐ湘北の顔触れ、そのプレーには覚えがある。既に引退をしてしまった元主将に頼れるシックスマン、彼らもこの合宿には参加しているようだから。それぞれ学ぶ機会もあるだろうかと思い至ったところで、残る一人に関してか。)流川さんも。俺には真似出来ないですけど、湘北の強さを象徴してますよね。(試合中の様子からも知り得たこと、目の前の彼と最後に名の挙げられた選手との相性は、少なくとも良好だとは言えないらしい。互いに思うところがあるからなのか、それとも単に何もないのか。深くを知る立場には成り得ないから、特に触れずに流すことを選ぶとして。)そういえば桜木さん、この辺りには詳しいですか?いつでも良いので、暇な時にでも案内してもらえればと思うんですが……地図見ながら、オススメのお店を教えてもらうのでもいいですし。(籍を置く中学からこの合宿所までの距離はそれなりに、普段よりこの辺りに足を向けるといった記憶もなく。故に近しい位置に高校のある彼に尋ねるのが吉ではないかと、新たに思い浮かんだ疑問を口にしてみたのだけれど。)
* 9/7(Thu) 21:02 * No.53

お、そうかね! そうだろう! わはははは!!(自分たちの試合を何度も見たと熱烈な返事を受け取れば、連なる感想にほうほうと喜色を深めて。自分はもちろんのこと、仲間を褒められるのも嬉しかった。)…ぐぬ……!(しかし、それも親しい先輩たちに限りである。わざわざ仲間外れにしてやった同級生の名が紡がれれば、途端苦虫を噛み潰したような顔をして、「ケッ、ルカワなんて大したことねーよ。性格はサイアクだし……まあちょびっとバスケはできるかもしれねーが、ちょびっとな!」と唇を尖らせる。とはいえ内心はライバルとして認めているからこその態度でもあり、これ以上彼が火に油を注ぐことをしなければすぐに忘れる程度のジェラシーなのだが。)……ぬ?(現に新たな話題に切り替われば、もう関心は件の良いセンパイムーヴへと移り変わり、)ほう、それはつまり、このオレにしてほしーこと、ってやつだな?(瞳がきらり、期待に満ちる。)ウンウン。そういうことならこの天才ガイドマン桜木に任せたまえ! 昼間も天才的勘とすばらしい記憶力でうまいラーメン屋にミッチーを連れてってやったばかりだ。地図などいらん。(否、地図など読めん、が正しいのだが。それはさておき、ようやく後輩に頼られたとあれば今すぐにでも出かけようとすっくと立ちあがり、)そうと決まればゼンは急げだ。案内してやる。腹も減ったし、駅前の商店街でも行ってみよーぜ。
* 9/8(Fri) 11:26 * No.55

(湘北は勿論のこと、この合宿に参加をしている高校のいずれに対しても抱く感想があって。それらを直接当の本人達に告げる機会が早々に訪れるとは思っても居なかったけれど、気分を害することとならなかったことには安堵しよう。――残るひとりの名を紡いだことで、些か機嫌を損ねてしまった感は否めないけれど。)桜木さんも流川さんも、どちらも凄いと思いますけど……二人とも、楽しそうですし。試合中は特に。(ただボールだけを見て、バスケットボールそのものに集中することの難しさを知っているからこそ。彼らのように直向きなプレーはまさしく憧れで、目標とすべき存在であることは言うまでもないだろう。)そう……ですね。そうです、してほしいこと。……え、今から?いいんですか?(不意に思い付いただけのことだったものだから、直ぐにと行動に移されるとは予想だにしていなかったとは正直に。けれど彼の都合も良く、此方としても都合が良い。そうとなればこの機会を逃す理由にもなり得ないと、緩めた表情は彼へと向けて。)宜しくお願いします。商店街、普段からよく行くんですか?(そんな問い掛けは共に部屋を後にする最中にでも。戸締りはこちらが買って出て、暫くの彼との共同生活に対する実感を深めることとしよう。施錠のために利用することとなる鍵を付けたのは、取り敢えず自宅の鍵と同じキーホルダーに。)
* 9/9(Sat) 00:56 * No.59

おうよ! センパイにどーんと任せなさい。(胸を叩くほどのことでもないくせに、いちいち誇らしげなのはデフォルトである。彼のやわらいだ表情に機嫌はさらに上向いて、平素より財布を持ち歩く習慣も中に入れる金もないので立ち上がればそのままたったか玄関に向かうだけ。)まーな。オレんち合宿所からまあまあ近けーから、駅前の商店街なら馴染みの店も結構あるぜ。(答えつつ、率先して施錠を行う彼に「なかなか気が利くじゃねーか」と好印象を重ねたならば、共同生活のスタートはなかなか順調。)チューセー君はどの辺住んでんだ?(歩きながら、ふと自分は彼について何も知らないのだと今さら気づく。そもそも何処の中学に在籍しているのかも知らなかった。その事実を忘れかけていたが、本名すらも。後者に関しては彼がこれを機にと訂正しない限り忘れたまま、前者に関しては話の流れ次第では問いを重ねただろう。──合宿所を出て左手に曲がり、途中までは昼間に先輩を伴って歩いたのと同じ道を行く。十字路に差し掛かるあたりで一旦止まり、「こっち真っ直ぐ行って線路越えたとこにうめー中華料理屋があんぞ」などと教えてやれば、桜木の住むアパートの方向も自ずと伝わるだろうか。実は湘北に進学した理由の一つに自宅からの近さがあった。)
* 9/9(Sat) 16:09 * No.61

(生来の性格がそうさせるのだろう彼の振る舞いは、遠目に見ていた時に知り得た為人から外れることなく目の前で繰り広げられているものだから。その赤に連れられるままに合宿所を後にしながら、「それはいいですね」と相槌一つ。)俺はこの辺り、土地勘からして全然なくて……家、戸塚駅の方で。回青中なので、湘北よりは翔陽の方が近いと思います。(彼がおのれについてどこまでを知っているかがわからないからこそ、情報の小出しは探り探り。とはいえ名前を憶えてもらっているかどうかも定かではないように認識しているものだから、さらりと所属する中学を付け加えておこう。身長差はそのまま己と彼とのコンパスの差となるだろうから、その背に置いて行かれないようにと心掛ける心算で。足を止めての説明に耳を傾けたのなら、)その中華料理屋さん、オススメはあります?(耳にした方向へと視線を向けていることからも、相応の興味を持ったことは伝わるだろうか。味は彼が保証してくれそうなものだから、中でも好むメニューがあるのならばそれに倣うつもりだと。「覚えておかないと」と呟くのは何となしに、彼へと視線を戻せば促すのは次なる店紹介だ。)
* 9/9(Sat) 23:02 * No.64

トツカ駅……ほう、カイセー中……ああ、ショウヨーな、翔陽!(察しがよく聡いのだろう。桜木の無知を感じ取ったか、問われたことだけではなく関連する情報を連ねてくれる配慮はありがたいものの、残念ながら聞き覚えがあったのはライバル校の名前のみ。そもそも中学校の名前など出身校の和光中以外よく知らないし、翔陽高校のことだって名前以外何も知らないものだから、「ナルホド。ウン。……北の方だな?」わかっていないことが丸わかりの顔でわかったような反応を。しかし4択で微妙に正解を当てるあたり運がいい。そうして最後には「そういうことなら、この土地勘のある天才に任しておきなさい!」と己の優位性を示して完結するのだから、桜木花道という人間がよくわかってきた頃だろう。ちなみに小柄な後輩のため歩幅を合わせるような気遣いはできない男である。)そうだな……なんでもうめーけど、オススメはマーボードーフだな! 辛くてうめーし、豆腐がスゲーいい感じなんだよな。(丁度横断歩道の信号待ち。興味を持ってもらえたのが嬉しくて、数分間で「あ、でもフツーにラーメンもギョーザもうめーしよ、卵がのってるあんかけのアレ、アレもうめー!」とできる限りのオススメを教えようとするものだから、結局メニューの羅列のようになったか。「ちなみに店の名前は『赤い太陽』ってんだ。イカスだろ」)――お。(青になった。十字路を真っ直ぐ進めば、商店街に入る脇道が現れる。知った道をどんどこ行けば、甘味屋や焼き鳥や、蕎麦屋にラーメン屋、コーヒーショップなどなど駅前らしい賑わいが。)チューセー君はなんか食べたいもんあるか? この先に八百屋と魚屋、あと肉屋もあっから買い物して帰ってもいいぜ。
* 9/10(Sun) 14:42 * No.67

(「そうです、北の方」――頷きながら見当付けるのは、翔陽の位置もそうだけれど、回青を始めとする合宿参加校について、彼はあまり意識をしていないのだろうなということだ。それは単に興味がないからか、それとも他に理由があるのか。前者であれば仕方がない、高校生達にも認識してもらえるように腕を磨くだけだから、と。)……ふは、色々美味しいんですね。今度行ってみます、1ヶ月もあれば幾つかメニューも試せるだろうし。(連ねられるオススメには表情綻ばせて、それら全てを試したいと思うのだって仕方がないことだろう。麻婆豆腐にラーメンに餃子、それから餡かけ。羅列されたメニューは確かにいずれも食欲をそそるラインナップだったものだから、この合宿期間中に何度か足を運ぶ姿はそのうちに。)赤い太陽……桜木さんに似合う店の名前ですね、赤いし、明るいし。(紡がれた店の名前は正しく彼に似合いの名で、より足を向けることが楽しみになりそうだと。迷いのない足取りで進む彼の後ろをついて歩きながらも、視線は店の並びを行ったり来たり。果たして1ヶ月の間に一番世話となるのはどの店となるだろうか、自らの中で回数を数えることもするかもしれない。)お恥ずかしながら、自炊に全くの自信がないんですけど――桜木さん、もしかして自炊するタイプですか?(店への入店ではなく買い物を促すことからの推察が当たっているかどうか、場合によっては彼の腕に甘えることとなる選択肢も浮上するのだが。流石に初対面の相手にそこまでを頼むことも躊躇われる訳で、返答次第では「肉野菜炒めとか……」と不意に思い浮かべた手軽なそれを口にしよう。八百屋にも肉屋にも寄らずとも、定食屋があればきっと並んでいるであろうメニューの一つ。)
* 9/11(Mon) 20:22 * No.71

(基本的に自分を起点としてしか物事を見ることが出来ない男は、今合宿に参加する中学校の名など憶えていないし、憶えなければという気概もない。ただ、此度のように自らを介してであれば、「カイセーね、カイセー」と二、三呟く程度には記憶に留める気はあるよう。同室となったカワイイコーハイ候補の学校くらいは知っておかねば。)おう! その時はこの天才の名前を出すといい。あそこのおっちゃんとは付き合いが長げーからな。天才のコーハイ効果でオマケしてくれるかもしれん。(オススメは正しく彼の中に記憶され、前向きな検討がなされたと判断すればにかっと笑って頷いた。そして告げた店名と自らとの共通点を言及されれば、「そーなんだよ! オレのイカス姿にぜひ看板息子になってくれって泣いて頼まれたこともあったな。ま、この天才はバスケットに忙しくてバイトどこじゃねーがな!」なんて調子に乗って。全くどこからどこまでが本当なのやら。見栄を張りたいときや嬉しいとき、事実を脚色して喋る癖があるので。適当を言っているうちにすぐに信号は変わってしまう。)ほー。チューセー君は料理しねーのか。(慣れた道をたどるかたわら、彼の自己申告を聞けば「ま、フツーそんなもんだろ。高宮だって食うばかりで全然料理なんてしねーしな」と身近な食う専門を思い浮かべつつ。人間必要がないことは出来るようにならないものだ。)おうよ。オレは天才だからな。料理もするぜ。(此方からすれば立ち並ぶ飲食店よりも奥にある食材を売る店々の方が馴染み深いのもまた、必要に迫られてのこと。)お、いいな。んじゃ今日の晩飯は肉野菜炒めにしよーぜ。(ゆえに夕飯のリクエストがその道のプロに任せずともよいメニューであれば、ぴかりとたくらみに瞳を輝かせ、)時にチューセー君、いくら持ってる?(ずい、と顔を近づけ問いかけた。彼の懐事情次第で買える肉の量が変わってくるのだから必死になるのも無理はないのだが、傍から見れば、相対効果で随分と華奢に見える少年に対してカツアゲ中と間違えられそうな勢いだ。)
* 9/12(Tue) 00:23 * No.73

(果たして彼の記憶の中に、正しく回青の文字は追加されることが叶っただろうか。今は単なる音として刻まれただけであっても、この合宿が終わりを迎える頃までには、おのれの存在と合わせ記憶してもらいたいものである。それには自らの努力が欠かせないとは、しっかりと理解した上で。)顔パス?それは頼りになります。桜木さんの後輩ですって挨拶するようにしますね。(へらりと表情緩めたのなら、「偶に顔を出すだけでも十分看板息子っぽいですけど」と彼の言葉に応えただろう。何せ色合いからして看板息子に適役だと、店へ赴いたことのないおのれですらわかるものだから。客席にて美味しそうに品を平らげているだけで、客寄せの役割は果たすことが出来ているのではないか。)皿洗いは得意なんですけど。料理が出来るのは間違いなく天才……え、本当に?(殆ど駄目元で口にしたようなものだったのだけれど、乗り気な言葉が返されれば驚いたように瞳を数回瞬くのか。おのれには間違いなく出来ないことであると認識しているからこそ、あっさり決まった夕飯のメニューには天才の自称の通りとばかりに「凄い」と称賛を。とはいえ続く問い掛けに、一歩引き掛けるのはあまりに唐突な近さだったからだ。しかも内容が、まるでカツアゲにしか聞こえないような。)……人並、には……?(中学生男子の持つ所持金として、人並は一体どの程度が正しいのだろう。部活動に時間を費やす生活は高校へ入学しても変わることがないだろうから、きっとアルバイトを行うこともなく。要するにもう数年は親の脛を齧る日々が続くことが決定している――そんな男の財布の中には、小遣いとして得た紙幣が数枚。近日控える年に一度の一大イベントが合宿初日と被ったことを知った両親から、上乗せとばかりに乗せられたものがあるからこそ、至って潤沢な中身である。)
* 9/12(Tue) 22:33 * No.76

まーな!(少年の賛辞に気をよくすれば、「チューセー君が皿洗いの天才になればオレたち最強コンビだぞ!」なんてバスケとは別の切り口からも勧誘を。とはいえ今は大型ルーキーよりも久しぶりに買う肉のグラム数の方が重要事項だ。)……ヒトナミ…?(日頃から人との距離がおかしいとはよく言われるが、此方からすればそんなもんいちいち測っている暇などない。少年の財布にいくら夕食代に出せる金が入っているのか。問い詰めれば漠然とした答えに首を傾げた。)……百円か?(そこで己が中学生だった頃の小遣いを思い出してみる。定期的に振り込まれる仕送りからアパートの家賃やら光熱費やらが差し引かれ、さらに基本の食費を引けば残るのは微々たる額である。何せよく食べるものだから。結果、毎月自由にできる額を日々で割るとかなり少ない。途端、がっかりしたように眉を下げ、悲哀に満ちた顔をする。川に肉を落とした犬のように。──ゆえにもし彼がもう少し所持しているのだと教えてくれれば、「ま、まさか五百円か?」「な、なにィ!? さ、札を持っているのか? ソーセキか? ソーセキなんか!?」と騒ぎ立てたことだろう。それも1枚や2枚ではないと知れば今度は宇宙人でも見るような目つきで、「チューセー君、まさかあぶねーバイトでもしてるんじゃねーだろーな……」と興奮も一周回って心配に。だが最終的には「スゲーぞ!」という喜色満面に落ち着いて、逃れられなければ感動のあまり彼を抱きしめすらしたかもしれない。もちろん肉代に後輩の小遣いを全てつぎ込む気はないが、此方の所持金で想定したものよりもずっと豪華な肉野菜炒めができるのだから。)
* 9/13(Wed) 01:05 * No.79

この合宿中に目指そうかな、皿洗いの天才。桜木さん、判定してくれますか?(彼の言葉に呼応する形で、傾いだ首と彼へと向けた視線。表情だけは変わることなく、ただ瞳を彼へ注ぐだけで。)え、……多分。人並だと思いますけど……?(誰かと明確に比較をしたことはないけれど、きっと置かれた環境としては恵まれている部類に入るのだろうとは思う。バスケットコートの有る庭に、特に不自由することなく部活動へと打ち込むことの出来る環境。バスケ中心の日々を過ごすことに於いて、父も母も、今では兄も惜しみなく協力や応援をしてくれて。それこそ自炊を覚える必要のない実家暮らしに甘えに甘え、今に至っているくらいには。その時点で彼にはこちらの家庭環境が透けて見えているかもしれないけれど。)漱石が数枚……俺、バイトってしたことないんですよね。やってみたいとは思っているので、高校に入ったら――冬休み中とか、年賀状配ってみたいと思ってます。(これは少しの脱線だが。結局のところ、高校に入学をしたところでバスケ中心の生活になることに変わりはないだろうから、自由に使える時間は少ないに決まっていて。けれど校外で異なる経験を積みたい気持ちも勿論あるから、勝手なイメージながらに数日の拘束で済むアルバイトは試してみたいところである、と。「桜木さんはバイトしたことあるんですか?」との問い掛けは、一学年上ながら人生の先輩にあたることに違いはないからこそだろうか。感情のままに伸ばされる腕があったとして、それを避ける理由も存在しないからこそされるがままとしたに違いない。メニューの指定をしたのはこちらであって、今宵の料理人は彼であるから。定食屋で夕食を食したものと同義だろうと、物分かりは良い方である。)
* 9/13(Wed) 22:12 * No.82

この天才の判定は厳しいが、それでもいいかね?(小さくて静か、から真面目で気が利く、そして意外とノリがいい。彼への印象は次々と更新されていく。「早速今夜からチェックしてやろう」と偉そうに約束を取りつけたなら、ここから先は料理の天才のお役目である。まずは食材を買うところから始めようと所持金の確認をしてみれば、)……なんてこった。チューセー君は金持ちの坊ちゃんなんか。(彼の印象がまた一つ更新されてしまった。自ら稼がずとも財布の中には漱石が何枚もいらっしゃる。驚きと感心と心配と喜びとちょっとした羨望。洗濯機に入れて回したみたいに忙しない感情が桜木の顔を次々と彩っては消えていく。)バイトはしたことねー。さっき言った中華料理屋とか、馴染みの店でちょっとした手伝いとかはしたことあっけど。(だからと言って己の境遇を嘆いたり拗ねたりはしないけれど、ちょっとした手伝いをしてお駄賃に駄菓子や売れ残りの商品をオマケしてもらったり、なんて経験は彼にはないのだろうと思った。別に悪いことではない。ただ、やっぱり羨む気持ちが伸びた手に乗っかれば、出資者を抱きしめたついでに頭をぐしゃぐしゃとかき回してやり、「親御さん、ダイジにしろよ」とだけ呟いて。)──よし、そうと決まればまずは肉屋だ。腹も減ったしな。(そうして訪れた精肉店では馴染みのおばあちゃんが「あら花ちゃん」とにこやかに出迎えてくれたので、「ばーちゃん、肉じゃがコロッケ2つ!」「あ、これオレのコーハイね」などと嬉しげに報告しつつ、出来たてのコロッケを受け取れば一つ彼に渡してやって。)ここの肉じゃがコロッケはスゲーうまいぞ。天才と同室になった記念におごってやろう! ……あ、(しかし気前よく出したはいいが、ポケットには昼食代にもなれなかった五十円玉が2枚だけ。指さした先には『本日のオススメ 肉じゃがコロッケ80円』。かける2をすれば嗚呼。)……と思ったが、キンキュージタイだ。チューセー君、50円くれ。(昼食を奢ってくれた──否、厳密には貸しだそうだが返済の見通しは立っていない──先輩のようにはなれず、コロッケと引き換えに小銭を要求する様は情けない。ちなみに計算も間違っているし。)
* 9/14(Thu) 00:20 * No.84

そこは……ほら、後輩特典で。少し甘く見てください、桜木センパイ。(甘えにも満たないけれど、“後輩”の立場を活かすべくの振る舞いは昨年振り。料理の天才たる彼の眼鏡にかなうかどうかは今夜の新たなお楽しみ、今日一日で合格点を得ることが出来ずとも、明日以降にもまた判定の機会はあるだろうから。何より日々の精進を積み重ねることは、バスケの練習からして慣れたもの。)まあ、好き勝手やらせてもらってる気はしてます。好きなこと――バスケですけど、続ける環境を整えてもらっているというか……。(与えられる小遣いも環境整備の範疇だと認識している。部活動を続けることも無料ではないし、遠征に於いても費用の負担は親任せ。この合宿に参加する費用だって言わずもがなで、度々発生するそうした場に於ける苦労を特に表立って仄めかされたことすらないものだから、やはり恵まれているといえるのだろう。普段はあまり意識したことがないことを、気付かされたような心地である。)手伝うだけでも凄いと思います。俺、家でしかないですから。そういう経験。社会見学って感じで格好良いと思います。(頭を掻き回す動きには、大きな掌に釣られる形で己の首もゆらゆらと揺れたりしただろうか。呟きとして届いた音にどのような意味が込められているか、彼の感情の全容を知るには程遠いながら、「はい」と一度の頷きは大きいものだった筈。――冠する色の通りの明るさは、人の目を惹き付けて止まないに違いない。馴染みらしい相手との会話を半歩後ろで見届ける姿勢を保っていたところに、手渡されたコロッケには瞬きを数回ほど。)え?あ、ご馳走様です……?(同室記念はありがたく受け取るつもりであったのだけれど、次いで指で示された先へと視線を向ければ思わずふはりと零れる笑い声。)……同室記念ですし、半分こしましょ。半分出させてください。(笑いを収めつつ取り出すのは百円玉がひとつ、それを彼へと差し出せば、互いに80円ずつの支払いとして処理をしてもらうことが叶えばいいのだが。十円玉が4つのお釣りとなれば、自ずと半額の返金がされるだろうと見越してのこと。同じ部屋にて過ごす者同士、貸し借りのない平等な関係が築ければ――“後輩”という立場は出来る限り、最大限に活用するつもりではあるけれど。)
* 9/14(Thu) 17:30 * No.86

(桜木をよく知る者であれば、奢りを強請ることはあっても自ら進んで行うなんて天変地異の前触れかと驚いたはず。桜木軍団に至っては格好をつける前に所持金を確認しろと大笑いしただろうが、単に先輩後輩という肩書きを気にしていい格好がしたかったばかりではないのだ。──「桜木センパイ」という初めての響きや、「格好良いと思います」なんて真っ直ぐな尊敬のまなざしが嬉しかった。都度大袈裟な態度で受け止めつつも、喜びを隠し切れない笑顔と鼻歌と、ついでにほんわかした空気をまき散らしていたので内心は駄々洩れだったろう。)──……そ、そうかね? まあチューセー君がそういうならそうすっか! ナハハ!!(しかし、今ばかりは格好良くて優しいセンパイの看板を降ろさざるを得なかった。彼の配慮をありがたく受け取り、五十円玉2枚に百円玉が1枚足されたなら頭を掻きながら照れ笑い。そうして無事に支払いを済ませてのち、一緒に返って来た40円をきれいに二等分するくらいの計算はできるので、「ほい、チューセー君。好きな方を選ばせてやろう」と差し出したのは、お釣りの20円と「出来た後輩くんねえ」と笑っておばあちゃんがオマケにくれたキャンディーと。大きな手のひらの上にちょこんと載ったそれらは、一方は黒地に赤い花柄、もう一方は黒地に緑の花柄のパッケージ。せめてこんなところで譲ってみせようというあたり単純で幼い男であるが、さて、彼はどちらを選ぶだろうか。)──よし、んじゃ次は八百屋だな。キャベツにもやし、ニンジンにタマネギ……ついでに安売りでもしてりゃデザートも買えるかもしれねーな。チューセー君は果物とか食うのか?(その後コロッケで軽い腹ごしらえを済ませたなら、お目当ての肉も無事購入。ほくほく気分で近くの八百屋へ。野菜炒めに必要なものを選びつつ、彼の返答次第では旬の果物もいくつか手に取っただろう。)
* 9/15(Fri) 00:45 * No.89

(直接言葉を交わしたところで、何となしに見えてきた彼という人の為人。相対する店員一人の態度を見るだけで、普段から彼がこの地域の住民に愛されていることが伝わるのだから凄いことだと。こうした気安い遣り取りに加わることが許されるのだって、彼が居るからこそのことなのだろう。そうした様は正しく人を照らす太陽で、人の視線を集めていることに彼は自覚的なのかどうか。)え……いいんですか?じゃあ、……こっちを。ありがとうございます。(彼の掌の上に並ぶ二つをしばらく眺めたのなら、指先で摘まんだのは赤い花が咲いた方。どちらの味も知っているからこその選択であることは勿論のこと、視界に収めた色合いをも選択の理由としていることまでは、彼に伝わるはずもない。おのれだけが知っていれば、十分だから。)色々入ってますもんね、肉野菜炒め。デザートは、今の時期だとなんでしょう。梨?俺、果物の中だったら梨が一番好きかもしれません。次点は苺で。(問われれば続く順位も幾つか並べる雑談も織り交ぜつつ、「桜木さんは?」と尋ねるのは、また新たに彼についてを知る為の手段として。肉に野菜に、それから果物。目当てとなる品々の購入を終えれば荷物持ちは当然のように買って出て、辿ってきた道を彼と共にUターンとすることとなるだろうか。果てに戻った自室にて、彼の手によって生み出されるおのれがリクエストした品がテーブルに並べられた時には思わず拍手をもって出迎えることとしただろう。――米くらいは炊ける男は、せめてそれくらいの手伝いは申し出たに違いない。二人でテーブルを囲うことの楽しさを、同室となった先輩に教えられた、合宿前日譚。皿洗いは前言の通り、男が率先して行うこととしたのは、これから食卓を囲う度に見られる光景だ。)
* 9/17(Sun) 01:17 * No.93

おう、ドーイタシマシテ!(貰いものでここまで偉そうにできるのもいっそ才能である。礼を言われれば悪い気せず目を細めて笑う一方、「にしても、バター味が好きなんか? ヨーグルトっぽいのに」彼が赤い花を選んだのを少し意外な心持で眺めていた。なんとなくこってりとしたバターよりもさっぱりとしたヨーグルトの方を好んで食べていそうな気がして。けれどすぐ「ま、どっちもうめーしな」と己とてどちらも好きだと思い直せば、早速綺麗なパッケージをびり、と破き、キャンディーを口に放る。もぐもぐ、がり。舌先で味わったのは一瞬で、コクのあるさわやかな酸味は三秒で砕け散った。)お、いいな! ナシはそろそろ旬だからな。(八百屋に向かう道中彼が口にした果物の名に破顔すれば、「イチゴもいいな。赤いし」と頷いて。この男の口から「旬」などという言葉が出てくると意外な顔をされることも多いが、生活の知恵と食に関する知識はあるのだ。)オレか? 果物は何でも食うけど……ウーン、一番って言われるとムズカシイな。(おいしくて食べられるものなら何でも好きだが、敢えて順位をつけろと言われれば真面目に頭を悩ませた。唸ること暫し、「あ、」と思いついたように呟く。)サクランボ! よくあんだろ、パフェとかいいプリンの上にのってる奴。(本来ちまちまとしたものより、がぶりと豪快に噛みつけるようなものの方が好ましいが、こればかりは別なのだ。「特別な感じがするだろう、ああいうのは」と楽し気に続けて。──その後、彼の漱石を二人ほど借り、お釣りはもちろん彼に返した。思いのほか出費が大きくなったのは何事もまとめ売りの方が安いから。大荷物を運ぶ際は彼の申し出を断ることなく、ただし力を持て余した男も仲良く袋を持った。)桜木スペシャル肉野菜定食いっちょ上がり!(そして食費を負担してもらった分、料理の天才が腕によりをかけて恩返し。テーブルの上には山盛りの肉野菜炒め。年頃の男子向けといった感じで少々濃いめの味付けだが、絶妙な火加減は『赤い太陽』の店主直伝。美味いと言わせる自信がある。ついでに安売りしていた大根と油揚げで味噌汁も作ればなかなか豪華な夕食となった。彼が炊いてくれた米も、つやつやぴかりと光っている。)お、こっちもうまく炊けてんな。よーし、んじゃイタダキマス!(夜、二人で食卓を囲うのは楽しかった。久しかった。食事の後、自分で皿を洗わなかったのも。)
* 9/18(Mon) 18:34 * No.95