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【1】10/31(土):夕方 1号棟103号室

(合宿に招かれた中学生が同室者となることは聞いていたし、其れが誰であろうと己の為すことに変わりはないという認識は、此の合宿開催についてを耳にした際より変わらずに。ミーティングで行われたくじ引きの結果に然程の興味を示すこともなかったのは、部屋へと戻れば否応なしに結果が知れるとわかっているからだ。とはいえ同室者の態度が悪いからと、湘北を進路から除外されては尊敬する監督の顔に泥を塗るも同然だと。伸ばした手が軽く持ち上げる荷物は、己の同室者として名の呼ばれた中学生のもの。)江藤ってお前?(問い掛けに肯定が返されれば、そう遠くない1号棟までの道程を先導するようにして進むこととしよう。道すがらに幾つか言葉を交わすこともあったかもしれないけれど、のらりくらりと躱しながら辿り着いた103号室。彼の荷物は二つのベッドの間へと。)あ、オレこっち座っちまったわ。窓際イヤなタイプ?(そのまま腰を下ろしたのは入り口側のベッド。彼に窓際のベッドを譲るつもりの振る舞いだったけれど、希望も何も聞いていなかった事実に気が付いたところで今更かもしれない。互いについてを殆ど知らない中で、最初の遣り取りとしては不合格だろうか。)
* 9/4(Mon) 23:33 * No.38

(予選大会で鮮やかに瞳に焼き付いた一戦、まさかその立役者のひとりと斯様な形で対面することになろうとは――ミーティングにて同室者の名が判明した折こそ内心驚いたものだが、感情の起伏に乏しい男ゆえに傍目に気づかれることはなかっただろう。ともすれば不良とも間違えられやすい不愛想な顔貌は憧れの選手を前にしたところで綻ぶことはなく、問い掛けには頷くように小さく頭を動かして。)……っス。(と、口数少なく肯定を紡ごう。もとより口数は多いほうではなく、やる気のなさそうなローテンションは常のこと。先導するように前を歩いてくれる彼の背についていく形でゆるりと後ろを歩く最中も特別言葉を交わすような場面はなかったが、部屋に着けば「荷物、ありがとーございます」と運んでもらったお礼を簡潔に述べることはしただろう。)……イヤ、窓際で問題ねーっスよ。むしろコッチもらっちゃっていいんスか。(今は最上級生ゆえ、後輩扱いされるのは一年振りのことだった。多少なり気を遣われているのだろうなと思うからこそこちらからも確認を入れつつ、)……改めて、回青中学校の江藤良です。ポジションはシューティングガード。一ヶ月間、よろしくおねがいします。(入部時にもそうするように改めて自己紹介をしたならば、よろしくの言葉に合わせて小さく頭をさげよう。ルールを決めるのも大切だが、まずはおのれを知ってもらうことが先決だと思うゆえに。)
* 9/5(Tue) 21:28 * No.42

(先輩を相手取り、にこやかに愛想良く接する後輩に恵まれたことの方が無いような。今更そうした態度を気にするような性格をしていなければ、直の後輩となる現4番を始めとした後輩達の姿を思い浮かべたところで無愛想な態度を指摘する気にもならず。結果として同室者たる後輩を引き連れて自室に引き上げる間にも、背後を気にする素振りを見せることはなかったかもしれない。とはいえ室内にて一対一、相手と対峙する形となれば必然的に向き合うことになるものだから。)そうか?ならお前がそっちな、オレがこっち。別に拘りねーから。途中で気が変わったら言ってくれりゃーいいし。シーツ交換すりゃ気にならねーだろ。(寝て起きて、バスケが出来る環境があるだけで充分だとは言外に。互いに立っていれば然程も目線の高さが変わらない相手を見遣る視線は不躾ながら、どのような人物であるのかを見定めるかのように。)おう、宜しくな。オレは湘北の三井。三井寿。ポジションはお前と同じだけど、GFだったり他のところも――まあいいか。(彼のことを己が知らぬように、彼もまた此方を知らない可能性は――殆ど無いだろうと思う傲慢さを抱きをするものの、彼に倣う形で少しばかりの自己紹介を添えたなら、「座れよ」と彼へ割り振ったベッドへ腰を下ろすことを促そう。己ばかりが腰掛けて、後輩たる彼だけを立たせている状況を避ける為にも。)
* 9/6(Wed) 14:28 * No.46

(愛想が悪い自覚はあるが、それを正さぬのはそういう性分だと開き直っているからに他ならない。それでも過去上級生と衝突せずに済んでいるのは一応歳上を立てる心を持ち合わせているがゆえか。合宿本来の目的を忘れたわけではなければ交わす言葉が少なかろうとも問題はなく、かけられた言葉には同意を示すよう頷こう。)わかりました。……まあシーツ変える方がメンドーですし、たぶん気が変わることはねーんで安心してください。(彼とおなじようにバスケが出来る環境があればそれで充分。寝所に不安はないものの、敢えていうなら初日はちょっと眠れそうにないということくらいだ。こちらへと向けられる視線には少しばかり居心地が悪そうに目線を逸らしつつ、)ハイ。……もちろん知ってマス、三井サン。……県予選、観てましたから。(後学のためにと監督やチームメイトらと観に行った県予選。どの選手も高校級のプレーヤーだと眼を瞠ったものだけれど、ポジションをおなじくするシューターへは自然と注目がいくものだった。ただ彼が直接の先輩となるかはまだわからぬゆえ、呼称はさん付けに留め「っス」と頭を下げてからベッドに腰掛けた。)……で。なんかルールとか決めますか。冷蔵庫に食べ物入れておく時は名前書いておくとか、そーいうの……。(ひとつ指を折りながら向かい合って腰掛けている彼へと眼差しを向け、これから先の話をしようと。)
* 9/7(Thu) 12:01 * No.51

(彼の気が変わらぬ内は、ベッドの配置に変更が為されることはないだろうから。「気分転換したくなったら言えよ」と笑うのみで終えたのなら、逸らされた視線には数回の瞬き。)お、マジか。どーだった?気になった奴とか居たか?(興味のままに尋ねて見せるのは、其れが湘北であれ他の高校であれ気にすることもないだろう様子で。同校にも他校にも、それこそ見習うべき相手は多々居ることを知っている。誰にも負けない武器を有しているとの自覚も勿論あるけれど、その武器とは異なる箇所を磨くべきだということも、これからのバスケ人生を思えばより強く思うことだから。)オレは多分、そこまで気にしねータイプだからよ。……イヤ、流石に冷蔵庫に入れてたプリン勝手に食われたら怒るけどな?絶対に食われたくねーもんには名前書いとくか?(なまじ実家暮らしに於いても特段のルールがあるという訳でもなく、他人との共同生活に慣れていないことが窺えようか。「口頭でもいーけど」と根幹からをも覆す言葉を続けつつも、どちらかといえば彼の考えに添うべきだろうとは思うのだ。何せ彼の立場は言うならば“お客様”で、この合宿に中学生達を招いた理由を思えばこそ、彼らにとり過ごしやすい場を提供することが求められていると理解しているが故に。)あ、そーいや飯どうする?食堂やってねーだろ、なんか食いに行くか?
* 9/8(Fri) 15:05 * No.56

(存外愛想は悪くない人なのだとは幾つか言葉を交わして思ったことだ。気になる選手を問われた折こそ逡巡するよう「そうですね……」と腕を組んで。)……気になるというか、すげえと思ったのは海南の牧サンと陵南の仙道サンっすかね。正直あの試合、……ラストの方は呼吸すんのも忘れてました。(湘北高校の選手の前で他の学校の選手の話をするのは憚られたものの、忖度なしに凄いと感じたのは彼のふたりであるから。延長に至る前、ふたりの対決には息を呑んだものだったと。言い難そうに眼差しを逸らしたまま、頬を指で小さく引っ掻きながら告げつつ。)でも。憧れって意味なら、おなじシューターとして海南の神サンとか……三井サンには、憧れてます。シュートフォームが綺麗なのはもちろん、打点の高さとか、大事な局面でちゃんとスリーを決められるところとか……すげえなって。(ぽつぽつと語る言葉には若干含羞の色も滲む。託された場面できちんとおのれのやるべきことをこなし、チームに貢献する。追い込まれた瞬間こそ真価が問われるシューターだが、彼らに関してはいずれも素晴らしい仕事をしていたと思うゆえ。本人を前に憧れていますと告げるのも別の選手の名前を挙げるのと同様に緊張やら躊躇いを覚えたものだが、告げた言葉に嘘はない。)……プリン、好きなんスか?(意外な例えに瞳を丸くしてはそんな質問を零しつつ、)でも、そうっスね。じゃあ食べられたくねーもんには名前を書くってことで。(おのれもそこまで気にする方ではないけれど、トラブルを避けるという意味でも決めさせてもらおうと。しかして夕食への質問に及べば、)いいっスよ。三井サン、この辺りは詳しいんスか?(食べに行くことには肯定を示すよう頷いて、この辺りの地理に関して問うてみよう。)
* 9/9(Sat) 12:56 * No.60

(彼の口より紡がれた二人の選手の名前には、なるほどな、との納得は内心にて。バスケットボールに魅入られた一人として彼らのプレーに対して思うところは当然あるからこそ、「凄かったよなー」とあっさりとした相槌ながら抱く感想は別のところに。)……ふーん?オレにも憧れてんの。なら良かったな、オレと同じ部屋で。なんでも吸収出来んじゃん。(ニヤニヤと緩む表情を隠すことなく告げる音は機嫌の上昇も窺えるか、唯一でなくもう一人と名を並べられたことについては、まあ今後の己にとっての課題としておこう。)ん?いや、普通。有れば食うけどいつも食いたいって訳じゃねーな。(要するに単なる例として挙げただけ――実家の冷蔵庫にプリンが入っていたことを思い出したから。合宿所から実家までの距離がそう遠くないことを思えば、合宿中にも何度か顔を出す機会はありそうだから、件のプリンも己の胃袋に収まることとなるだろう。)おう。後は適当に入れとけよ、オレも勝手に入れるようにするし。お前、料理って自分でするタイプ?(朝食と夕食は合宿所の食堂、昼食は平日は高校で――そんな日々を過ごすこととなりそうな気がする一方で、土日祝と頼ることが出来ない日が発生することも決まっていて。彼が自炊をするというのであれば好きに食材を冷蔵庫に入れればいいし、彼が持ち主だろう食材には手を出さないよう努める所存である。)お前よりは詳しいと思うけど、そこまで胸張れる程じゃねーな。ぶらついてりゃ店くらいあるだろ、なんか食いたいもんあるか?(和食か洋食か、それともそれ以外か。希望があるのならば出来る限り沿うつもりで、流れが決まったのならばベッドから立ち上がろうか。湘北が合宿所の近しい位置に在ることを思えば、彼に比べれば地の利はあると思うのだけれど、果たして目的として定めることとなる店に無事到着することが出来るかどうか。)
* 9/9(Sat) 19:54 * No.62

(どうやら機嫌を損ねなかったようだと打たれた相槌には内心そっと安堵しては彼の『凄かった』に同調するよう頷いて。明かした憧れに対しても存外いい反応をもらえたなら、おのれとは異なり感情が顔に出易い人なのだなと新たな所感を懐きつつ。)……そーっスね。上手い人のプレーを傍で見られるだけでも勉強になりますし、この合宿でたくさん吸収させてもらうつもりです。俺、MVPを取れるくらいもっと上手くなるつもりなんで。(中学MVPの前で大それたことを言っている自覚はあるが、言葉を取り下げるつもりはなかった。真っ直ぐと彼の瞳を見据えては不敵に笑う瞬間だってあったろう。この合同合宿をおのれのレベルアップに活かさぬ手などなく、起床時間を早めて朝のシュート練習も欠かさずに行う予定だ。)あー……。(なるほど、家のチョイスかと理解しては小さく頷いて。)俺ん家はプリンじゃなくてヨーグルトなんスよね。(彼の家の冷蔵庫にプリンが入っているように、おのれの家の冷蔵庫には高確率でヨーグルトが入っている。どうでもいい話題ではあるのだが、親の買って来るものは大抵子どもの好みが反映されていることが多いことを思うと彼は割と甘いものが好きなのかなと思わないこともなかった。)っス。料理っつか……その、おにぎりなら握れますケド。(ぽつり、と正直な音を吐き出す。花の男子中学生、朝から晩までバスケに青春を捧げている身の上に料理の心得はなかった。唯一握れるおにぎりは夜に小腹を満たすべく身に付けた賜物である。)そーっスね……バーガー屋ってこの辺にあったりしますか。(手軽に食べれるもの、かつ手頃な価格とジャンクフードを候補に挙げ、彼の反応も伺うように眼を向けた。)
* 9/9(Sat) 23:21 * No.65

(彼の口から紡がれた名は、片や同級生、片や一つ後輩。どちらも今後のバスケットボール人生に於いては名を聞くに違いない二人だからこそ、此の合宿を通じて得るものは多いと確信しているのだ。それこそもう一人、己と名を連ねる形で挙げられたシューターたる選手に対してだって思うこと。)へえ、いいんじゃね。そういう向上心ってーの?今のお前のチーム……回青だっけ。そこがどんなチームかはよく知らねーけどよ。取り敢えず、今のチームで一番上手くなるところからだな。(彼をはじめとする中学生選手達についてを詳しく知らないからこその物言いながら、貪欲に吸収することを求める様には好感が持てるから。「なんでも聞いていーぜ」と安請け合いしつつも、この後輩が己に教えを乞う日は訪れるのだろうか。)ヨーグルトはあんまり買ってくるとこ見たことねーな……あ、でも待てよ。なんか作ってるのは見たことある気がする。(冷蔵庫の一角で、母親がせっせと作っているのはヨーグルトではなかったか。どこかの海の名前を冠しているらしい其れに、己が手を伸ばしたことは一度もないけれど。)お、マジか。なら米炊いて握ってもらう日も作らねーとな。オレ、卵焼きなら焼けるわ。(からりと笑いながら宣うのは勝手な計画だけれども、同室者として共に食事をとる日があったって良いだろう。己の中では既に既定事項である。)バーガーとなると駅前だな、確かあったと思う。其処でいいなら行くか、ついでに帰りコンビニな。(行き先が決まったのならばポケットへと財布と鍵を詰め込んで、親指で示すのは玄関扉の外。合宿所の最寄となる駅までは徒歩5分とそう遠くないから、道中も適当な言葉を交わしていれば直ぐに目的地に着くだろうと踏んでいる。「お前結構食う方?」、そんな問い掛けがされるのは、玄関を施錠しながら何となしに。)
* 9/10(Sun) 23:31 * No.69

っス、回青です。……一応中学ん中じゃ強豪校なんスよ、バスケ上手い奴らも多いですし。でもシュートなら俺が一番です、……あとペネトレイトも。(またもや飛び出す自負はチームメイトらに告げたことはないものだ。されど周囲を見下しているつもりはなく、スポーツマンらしく向上心が強いというか、負けん気が強いというだけのこと。もちろんそれでも周囲には強い選手がいることも理解をしていて、ゆえにこそ告げる音は自信に反して小さくなった。なんでも聞いていいとの言葉には、ちらりとそちらへ眼差しを向けて。)……じゃあ今度、1on1とかどーっスか。(彼のプレーを見たことはあれど、直接浴びたことはない。言葉よりも体で教えてもらうほうがきっと理解を出来るからと、そんなお願いをひとつ投げてみよう。)えっ。作る……あの、フルーチェ的なやつではなく……?(パッケージされたヨーグルトにしか馴染のない身としては想像のつかぬ答えにぱちぱちと瞬きつつ、牛乳とヨーグルトの中間っぽい商品の名を挙げてみた。)マジっすか。……好きな具とか、あります?(彼が玉子焼きを焼けるのも意外だが、おにぎりの話題を広げられるとも思わなかった。とはいえ休日に朝から晩まで外食していられるかと問われればそうもいかないだろうと思うので断る理由は当然なく。ゆえ好みの具を聞く声色は、きっと満更でもなかったろう。そうして無事に行き先が纏まったなら、コンビニの件の了承も含めて頷いては「おねがいします」と案内を頼むつもり。)食べる方だと思います。……バスケのあととかは結構腹減るんで、バーガー2個は余裕っスね。まだまだ育ち盛スし。三井サンはどーなんスか?(道中の質問へはそう答えつつ、おなじ問いを返した。)
* 9/11(Mon) 21:45 * No.72

誰にも負けねーモンがあるのは良いことだよな。オレもシュートなら誰にも負ける気しねーし。(「他にもあるけどよ」、続けた言葉は当然かのようにあっさりと紡がれて。彼は彼で誇るべき武器があると知ったなら、コートで彼のプレーを目にする機会を得た際には、其れ等を重点的に見遣ることとするとしよう。強豪校として名を馳せているらしい彼の所属校の、他の選手の動きも気になるところである。)いいぜ、好きな時に声掛けろよ。他の奴らとやってるかもしんねーから、そん時は順番な。(隙あらば1on1をする様は、これからの合宿に於いて様々な組み合わせで見受けられることだろう。湘北のみならず他の高校も、それこそ中学生を巻き込む形で毎日のように。そうした選手達が集まっている合宿だと認識している――己がそうだからこそ尚更に。)フルーチェじゃねーらしいんだよ、なんだっけ?どっかの海のヨーグルト。ちょっと今度聞いとくわ。(実家の冷蔵庫に於ける賑やかしとすら認識していないものだから、紡ぐ説明はどうしたってあやふやな記憶頼りの曖昧なもの。それこそ当人たる母に聞くのが手っ取り早いと、そのうち尋ねることを告げておこう。)梅干しは外せねーだろ、鮭もいいよな。昆布もおにぎりって感じするし。あ、海苔はちゃんと巻いたやつな。(尋ねられれば答えながら指折り数えて、果たして其れ等全てを食べ切れる程の胃袋を有しているかは別の話だが。何も一度に全てといかずとも、何度かに分けることが出来るのならば其れは其れで。何せ食堂が開いていないタイミングは、合宿中に少なくとも片手以上は有るのだから。)小食って訳じゃねーけど、他の奴らに比べたら食えねー方だな。胃袋広げる訓練中。バーガー2個よりはバーガーとポテトが食いてー。(そんな雑談を交わしつつ、足取りは真っ直ぐに駅前へ。立ち並ぶ店の中に目当てを見付けたのなら、「あそこだな」と彼へと笑い掛けるだろう。そのまま二人で入店を。)
* 9/12(Tue) 16:58 * No.75

……なんで、この合宿でもっと得意を磨くつもりです。すげー先輩方がこうも揃う機会なんて、今後ねーんでしょうし。(誰にも負けぬものを今後ともおのれが武器と出来るよう、語る眼差しは確固たる意志を秘めていた。それに彼を含めた三年生は、おのれが入学する頃には大学へ進学してしまっているだろう。彼や他の選手のプレーとぶつかれる機会なぞ恐らくこの合宿くらいなもの、ゆえにこそ1on1を強請りたくもなる。)うっす。……そん時はよろしく頼んます。(気になる選手も学校も数多ある。未だ候補の学校を絞れずにいるが、こちらも入学テストを受けている身なればこそアピールは大切だろう。明日から始まる練習は学校ごとにわけての練習となるのか、学校問わぬマッチアップとなるかはわからぬものの、意欲的な姿勢を示しては軽く頭を下げるのだった。)海のヨーグルト……もしかして、しょっぱいんスか? ……ますますわかんねーっスね。(残念ながら海と名のつくヨーグルトにピンと来るものはなく、ううんと考えるように腕を組んでは海から連想した味を思わず呟いた。答え合わせは気長に待つとしよう、もしかしたらお互い明日には忘れているやも知れないが。)俺ん家の梅干しおにぎりはカリカリ梅もご飯に混ぜるんですけど、それで作っていいっスか。……あとおかかも欲しいんで、何回かに分けて作りましょーか。俺も海苔は巻く派なんで安心してください。(なんだか遠足にでも行くような会話だな、と同じく指折り数えながらふと思う。小遣いが限られていることを考えれば一度で済ませるのではなく何回かに分けて機会を設けるべきかと提案しつつ、)……タッパあるんで三井サンも結構食うのかと思ってました。いつもはセットとバーガー追加で注文してんスけど……今日はセットだけにすっかな。(入店したなら先ずは席の確保に動く所存。「あの辺りどーっスか」と空いてる席を指さしてはそちらへ向かいつつ、カウンターのメニューへも目を向けるだろう。)
* 9/12(Tue) 23:33 * No.77

良い心掛けだと思うぜ、オレ達も気合入れて臨ねーとなって気になるし。中坊に負けてらんねーしな。(合宿の一番の目的が何であるのかは当然忘れることはないものの、一人のバスケットボールプレイヤーとしては自らの腕を磨くことを第一として参加をしているのは、きっと誰にだって変わらず言えること。尤も春には卒業を迎える身である以上、何かしらを湘北に残したいという気持ちも当然ながら有しているからこそ、独り善がりに終わらなければ良いとも思う訳で。――目の前のこの中学生にも、何かを刻み付けることが出来るだろうか。)おう。お手並み拝見、楽しみにしてるぜ。(それはお互い様かもしれないが。多少なり己のプレーを目にしたことのあるらしい彼との1on1の時を、今から心待ちにしておこう。)どーだろうな……塩でも入ってんのか……?海水の味がしたら笑えるよな。次帰る時に試してみるか……。(記憶の隅っこに次なる実家での予定を残しておきつつも、明日より開始となる新たな日々に於いて蓄積される彼是により、より片隅へと追い遣られる可能性は推して知るべし。)おー、美味そうじゃん!おかかもいいよな、米炊くくらいならやるからよ。水の量にこだわりあるとかだったら先に教えてくれりゃーいいから。(一度の食事の量は、他の部員達に比べればそう多くない方であるとの自覚はあって。けれど運動部に所属し、日々身体を動かしていることからも食事の大切さは確りと認識しているものだから、小分けに食べることの出来る握り飯の存在は有難く感じるのだ。一度に大量に用意をされたとしても、翌日程度であれば食することも出来るだろうし――等といった相談は、また当日に彼に対して為されることだろう。)燃費悪いんだよ、オレ。一度に食えねーの。だから回数食うようにしてる、バナナとかエネルギーになるやつ。オレは気にせずに好きに食っていいぜ?(尋ねながらも足は真っ直ぐ、彼が示した座席の方へ。羽織っていたジャージを椅子へと掛けたのならば席の確保の心算で、後は共にカウンターへと向かうこととなるだろうか。注文は彼に告げた通り、バーガーとポテト、それからドリンクのセットとして。)
* 9/13(Wed) 19:48 * No.80

俺も、楽しみにしてます。(彼との1on1に然り、高校生たちとの練習に然り。本格的に始まる明日を思えばこそ不愛想な顔貌にもほのかに笑みが滲んだ。まさかその初日にハロウィンなる歓迎会が開かれようとはこの時は知る由もないものの、いずれにせよ先の言葉を撤回することはないだろう。)海水の味のヨーグルトはさすがに食いたくないっスね……。感想、待ってます。(冗談めかして告げるあたり、水に流してもいい話題であることは察してもらえるだろうか。自炊の話題に至っては同意を貰えたならば頷いて、)っス。水の量は……たぶん規定通りでだいじょーぶだと思いマス。……三井サンの玉子焼きも楽しみにしてるんで。俺、甘めのが好きです。(朝練もするので昼食の前に軽食を挟んだりと、食事の量や回数は運動部らしく多い方だ。夕飯に残った米を自分で握るだけゆえに水分量など細かいことはわからねども玉子焼きに関してはしれっとおのれの好みを伝えつつ、お言葉に甘えて米炊きと簡単なおかずは任せてしまう所存。)やっぱ食わねーと体力つかないスしね。三井サンもやっぱ高校出てもバスケは続けていくんスか?(先ほど胃袋を広げる訓練といっていた言葉も併せるとバスケを続けていく方向性であるのかとなんとなしに問い掛ける。おのれもまた学校のジャージを脱いで椅子へと掛け、注文の列へと並ぶことになるのだろう。気にするなの言葉に甘え、ここはセット+バーガー1個追加で頼ませてもらうつもり。斯くして注文を終えて受け取り次第席へと戻れば、再び彼と合流も出来るだろう。)ファストフード店のポテトってうまいっスよね。……普段は食い物と一緒に甘いもんは飲まないんスけど、ここ来るといつもコーラ飲んでる気がします。(などと呼気を転がしては、ボリュームのあるバーガーを一口。)
* 9/14(Thu) 16:31 * No.85

わかった。それならオレにも炊ける。お前んち、砂糖入れるタイプ?ウチは出汁巻きっぽい時が多いんだけどよ、甘いのも偶に食いたくなるわ。(主食となる握り飯を彼に任せることが出来るのならば、その他にテーブルへと並ぶこととなる副菜等は此方で用意するのが筋だろう。卵を用いたり、お湯を注ぐだけであれば味噌汁だって用意は簡単だろうから、ともすればそれなりに豪華な食卓を囲むことも出来るかもしれない。その時が楽しみだ。)おう、続けるつもり。推薦狙いなんだけどさ、そもそも卒業出来るか危うくってよ……今は真面目に授業出たり、課題出したりしてるとこ。(「授業は出た方がいいぜ」と宣う表情は至って神妙に。先輩からの助言としては情けない気がしなくもないけれど、正しく身をもって実感しているのだから仕方がない。そうしてカウンターにて注文を終えたのなら、早々にトレーに乗せられた品が手元に届くこととなり。「あ、」と思い出したかのように声を落としたのは、彼と共に席へと腰を下ろした時だ。)奢ってやりゃよかったな、先輩らしく。――揚げたてってのと塩きいてんのが美味いんだよなー。オレも普段は炭酸あんまり飲まないんだけど、こういう時には飲んじまうかも。(ガサガサと音を立ててバーガーを取り出したのなら、まずはかぶり付くように一口を。「んま」と表情綻ばせつつ、バーガー片手にポテトやセットのコーラを手に取ったりしながら、暫しの談笑を彼と続けることとするつもりだ。中でも一番気に掛かっていたのは、普段の回青中の練習内容。それから他の顔触れのプレースタイルであったりだとか。バスケに関連する話題であれば疑問は留まることを知らないから、合宿開始前日、事前知識として直接の声を可能な範囲で尋ねておこう。此度の合宿に招待された中学生全員を、湘北の新入生として迎え入れることを目標としているからこそ。)
* 9/14(Thu) 23:23 * No.88

すげー甘いってほどでもねーんですけどね。うちじゃ昔っから玉子焼きは甘いのが当たり前だと思ってたんで、出汁巻き食べた時はびっくりしました。あと……なんでしたっけ、スクランブルエッグ? とかいうのも。(玉子焼き=甘めで育った身としては、他のだし巻きや洋風の玉子焼きに触れる機会は少なかった。料理名に些か自信がないのもその弊害であるのだが、ともあれ彼が如何な玉子焼きを焼こうとも基本セロリ以外に好き嫌いはない性質ゆえになんでも美味しいと食べれる筈だ。しかして神妙な面持ちで告げられた言葉は説得力に有り余る。釣られてこちらも真顔になってしまったほどだ。)……もしかして三井サン、結構ヤンチャだったりしたんスか。(卒業出来るか危ういとは、それだけさぼり癖があるということなのか。病弱という線もあるが彼の活躍を思うに恐らくはないだろうと考えれば自然と前者に絞られ、見た目から健全なスポーツマンという印象が強いだけに意外そうに瞳を丸くしては、そんな疑問をひとつ落としていた。)次、期待してます。(とは、互いにトレーを持って席に着いてからのこと。顔貌に薄らと笑みをひろげ、ちゃっかり後輩権限を駆使するつもりで彼の言葉に便乗しては、バーガー片手にセットのポテトへと手を伸ばす。)ナゲットのソースつけたりしてもうまいんスよね。三井サンもバーガーにはコーラ派っスか?(かぶりついた拍子、口端についたソースを親指で拭いながら、だらだらとそうした談笑に興じるだろう。おのれの属する中学のこと、チームメイトのこと、聞かれたことには一通り答えたはずだ。)――…まあ、みんな合宿に呼ばれてるだけスゲー選手っスよ。先輩たちの胸を借りるってよりは、越えていくつもりで挑ませてもらうと思うんで……、……明日からの練習、楽しみにしてます。(そういうふうに話を締めくくる頃にはトレーに乗ったセット+バーガー1個も綺麗に平らげて、ごちそうさまを告げられた筈。しかして片付けに席を立てば「帰ったら荷解きかー……」と愚痴を零す場面もあったろう。顔を合わせた当初こそアパートに向かう道中碌に会話もなかったものの、こちらから彼の属する高校や選手について彼に訪ねるつもりゆえ、最初に比べたら賑やかな帰路に筈だ。)
* 9/16(Sat) 20:52 * No.91

ならお前ンとこの甘さに合わせるわ。何度か味見してもらうことになりそうだけど、構わねーよな?スクランブルエッグってあれだろ、ちょっと柔らかいやつ。たまに朝食で出てくるわ、オレはちゃんと焼いてる方が好きだけど。(食した経験もあれば作り方も何となしに、キッチンへと向かう母親の背後より覗き込んだことがあるような。とはいえ求められるのは甘く焼いた卵であるとのことだから、洋風炒り卵なる其れが、103号室の食卓に並ぶ機会は、少なくとも要望が彼より齎されない限りは訪れないに違いない。)あ?……あー……まあ、男ならヤンチャの一つや二つしてきてるもんだろ?な?(宙へと彷徨わせた視線は結果として誤魔化すかのように快活に笑うことに着地して。何せ今年度まで確りとヤンチャをしていた自覚があり、バスケでの推薦を狙っているのも学力ではチャンスがないとの理解をしていることもあり。尋ねつつも彼はそうしたヤンチャとは無縁でありそうとは思いながらも、そもそも己も彼の年の頃にはバスケだけに時間を費やすと信じて疑っていなかったような――知らなくて良いことはあるものだから、特に深掘る気は毛頭ないが。)おう。次な、次。食いたくなったら言えよ。(午前中にも異なる後輩と奢る奢らないの応酬を交わしたことを思い出しつつ、けれどこの場合は寧ろ自ら奢ることを申し出よう。平素より関わりを有する直属の後輩と、当面の生活を共にする同質者たる相手との扱いに差が生じるのも仕方がないことである筈だ。)ナゲットって絶対ソース選ばせるじゃん、あれ要るか?って思う時あんだよな。ポテトに付けんのはいいけどよ、ナゲットは別にそのままでも美味いだろ。やっぱり炭酸が合うんだよな〜、バーガーって。ポテトもだけどな。(味の強い食べ物には如何にも炭酸が合う気がするのだと、バーガーを食しながらの回答は少しの思案も織り交ぜつつ。問えば確りと返される答えを受け止めたのなら、明日からを楽しみとするのは此方もまた同じであるのだと。)そう簡単には道を譲ってやらねーけど、精々気合入れりゃいいんじゃね?(なんて、挑発的な笑みを締めとしようか。「そんな荷物あんの?」と愚痴の色纏う其れも拾い上げて、場合によっては手伝う意思も示したに違いない。帰路を辿るさなかの会話に於いて、一転、問いに答える側となったところで得意げに紡がれるのは、ユニフォームを同じくする仲間達の彼是だった。)
* 9/18(Mon) 23:59 * No.97


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